改正食品衛生法が施行された2年前には考えられなかった新型コロナウイルスの猛威は、いまだ世界を混沌と包んでいます。
新型コロナウイルスによって、悲しいことも多いですが、世界が大きく変革されるターニングポイントともなっています。
食品業界としては、飲食店が絶望の中でどうにか足を踏ん張って、営業形態にテイクアウトやデリバリーを導入したり、衛生管理に力を入れるなど、あらゆる対策を講じています。
テイクアウトやデリバリーは、コロナ禍の中で取り入れることはとても大切ですが、その一方で、通常は作ってすぐにお客様が食べる料理が、少し時間を置いてお客様が食べることになるため、食中毒の発生リスクが高いものです。
コロナ禍の中で食中毒が発生してしまった場合、売上向上のためのテイクアウトが、店をますます窮地に追いやることになるかもしれません。
そして、従業員の手洗いの徹底や店内の設備の除菌など、飲食店が新型コロナウイルス感染症対策として行う衛生管理は、新型コロナ対策であることと同時に、食中毒対策にもなっています。
ただ、飲食店として、一体どのように新型コロナウイルス感染症に対する対策を取ればいいか、戸惑うことも多いと思います。
参考になる本やマニュアルがあればよいと思いませんか?
混沌とするコロナ禍の中、今年の6月1日に改正食品衛生法が施行され、HACCP(ハサップ)の猶予期限は来年5月末日までとなって、迫ってきています。
「こんな大変なときにHACCPなんてやってられない!」と思うかもしれませんが、一体どうしたらいいのかよく分からない新型コロナ対策は、HACCPマニュアルにヒントが隠されているかもしれません。
飲食店にとって、HACCPは、新型コロナウイルス感染症対策にもなり、食中毒対策ともなる、そして、補助金制度によっては加点ポイントにもなることもあるかもしれません。
そして、飲食店用のHACCPマニュアルが厚生労働省から用意されており、それは、新型コロナウイルス感染症対策の参考にもなります。
昨年10月29日の兵庫県行政書士会主催のHACCPセミナーに続いて、2月17日に、石川県行政書士会様からお招きいただき、zoomのオンラインHACCPセミナーにて、いわゆる「基準B」についてお話しすることになりました。
コロナ禍に打ち勝つためのヒントが詰まったHACCPについて、HACCP制度をわかりやすくお伝えし、どのように取り組めばよいかもお話ししたいと思います。
飲食店の経営者様や、HACCPによってコロナ禍を乗り越える衛生管理ビジネスに注目されている中小企業経営者や小規模事業者の方、そして行政書士の先生方などが主な対象です。
皆様のご参加をでお待ちしています。
詳細と申込方法は、こちらから。
▼石川県行政書士会様のホームページ
https://www.ishikawagyousei.org/events/210217haccp.html
(行政書士 河 はなよ)
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